拙ブログへコメント及び質問を頂いたので、以下にまとめました。Thanks!
起訴状では、詐欺・共謀・税金申告書等の公文書にウソ記入、財政記録の意図的改ざんで公認会計事務所に虚偽の税金申告をさせた・NY州及び市への脱税でNY州民から税金泥棒をした、が違法行為として列挙されている。
ところが、トランプは先週土曜日のフロリダで開催されたトランプ支援大集会で、
トランプオーガニゼーションで真面目に一生懸命働いている人に、車や住居を用意するのは当然だ、どこの会社でもしている!何も悪いことではなくむしろ当然!
これは魔女狩りだ!
とやってしまった。しかもその直後、トランプコーポレーションの会長の次男エリックと長男で重役のトランプ・ジュニアも、私の父は良い人間、当然の事をしたまでだ、と横からエール。これでまたメディアは大騒動。WaPost(ワシントンポスト) は、トランプは自分で罪を告白したのか?という内容で記事を出している。
主要メディアの法曹コメンテーター達は、トランプだけでなく、二人の息子もこれでNY州検察の尋問に答えなくてはならなくなった、でほぼ一致。
またメディアでは、財政・経理担当重役のワイセルバーグ氏はおそらくトランプを裏切ることなく、このまま刑務所に行く覚悟をしている、と予想がなされている。
ワイセルバーグ氏はトランプ復活で大統領赦免をあてにしていると見られている。
今日7月7日、朝っぱらから、トランプ側近の"マイピロー男"ことマイクリンデル氏が、トランプ復活は8月13日の金曜日になった!とこれまで聞いた事のない全くマイナーなトランプtVから発表!それが反トランプのツィッターでバイラルされ全米のニュースとなった。しかし、多くはジョークだと笑っている。
だがこれまでの経歴からトランプと側近の発言には常に裏がある。笑っていいのか?というのが私の見方だ。トランプはワイセルバーグ氏に、ワシを裏切るでないぞ、と牽制シグナルを送っている可能性もある。私は、このスピーチが元となり、トランプは今年中に、NY検察から口述を取られ、起訴されるだろうと予想している。自分の足を自分で撃った。トランプの息子達も同様だ。
しかし、今もっとも注目されているのは、長女のイヴァンカだ。彼女は大統領補佐官となった時に自己の収入を公開したのだが、トランプコーポレーションの幹部社員でありながら、同じトランプ系列ホテルから多額のコンサルティング料金を得た。こんなの社員の仕事だから給料だ。しかし金は彼女が設定したビジネス組織に払い込まれた。典型的な税金忌避でワイセルバーグ氏とパターンが同じ。これは去年NYタイムがすっぱぬいた。イヴァンカは現在トランプ周辺に全く姿を見せていない。
アリゾナ州の大統領選監査は4月にスタートしたのだがまだ完了していない。これを請け負ったのが"サイバー忍者"という組織ですが、これまで監査はしたことはない。その組織のトップはQアノンの信奉者という事だけが知られている。どういう結果になろうとも、法的拘束力はゼロ。この費用を出しているスポンサーは誰か?ぜひ知りたいものだ。
1月6日の国会乱入はFBI陰謀という奇説はフォックスの時事解説者タッカー・カールソンが自分の番組で紹介した。乱入者の内約300人ほど今もFBIが追跡中と報じられている。各州の自称民兵グループが武装して国会議事堂に結集した背景には、連絡網があるはず、と報道されている。FBIは情報を公開していない。メディアは起訴状から得ている。
来年2022はドイツ銀行からの借款を払わなければならない。イヴァンカさんが経営を任せられていたワシントンのトランプインターナショナルホテルも閉館。この建物のリース権が売りに出されている。コロナから回復にはまだ早過ぎるというわけで、トランプ関連のホテル・リゾート企業は苦戦を続けているが、トランプというネームブランドはすでに崩壊してますね。大統領に復活しなければこの起訴で破産するのではないか、と危ぶまれています。それと、大統領職務中の違法行為についても司法省内で捜査が続けられているという話ですが、情報非公開。