chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

トランプの"ゆっくりクーデタ"ただ今進行中!?

現在日本では台湾問題が政治外交トピックとしてクローズアップされている。しかし米ではそうではない。予想通り、バイデンは "Status Quo" で乗り切るつもりだが、事実は今の状態では中国との究極対戦は無謀だ。理由はトランプだ。

 

事実上米国内は分裂。内戦はすでに共和党内でスタートだ、というのがトランプ側の認識でもある。この時点では共和党内のトランプの勝利と正統共和党員のパージ、つまり完全な党乗っ取りが予想されている。

 

下の動画は、つい先週HBOで公開された米のリベラル派コメディアン、ビル・マー(Bill Maher) の" Slow- Moving Coup"(ゆっくりクーデター)。これは彼の2024年大統領選の行方の予想だが、現実なのか、それともパロディか?ちょっと見分けがつかない。

 

この動画がバイラルして、著名な政治コメンテーターから一般のユーチューバーまでがのさかんに意見を出し合っている。

 

リズ・チェイニーは下院議員でチェイニー副大統領の娘。現在下院の1月6日調査委員会の共和党メンバーだが、選出区のワイオミングではトランプに共和党対立候補を立てられ、22年の下院再当選が危ぶまれている一人だ。そのせいでブッシュ元大統領が自らワイオミングに乗り込んで資金集めを応援するそうだ。

 

1月13日、トランプ退任の直前に、下院は二度目のトランプ弾劾決議をしたのだが、その時、10人の共和党下院議員が支持に回った。チェイニーはその一人だった。その時の10人は2022後、下院から姿を消すと予想されている、ただしその後トランプに寝返った議員達を除いて。

 

ビル・マーは2022で地方も国も共和党が多数か現状維持になると予測。今トランプヨイショの先頭にたつマッカーシー下院共和党議員団議長がペロシに替わり下院議長に就任、その先は2024のトランプ勝利へまっしぐら。

 

2024ではトランプは再び早々と勝利宣言を出し、集計で彼が負けた激戦州での不正選挙を告発。これらの州では共和党州議会でトランプ勝利の選挙人が選ばれ、1月6日に米議会へ送られる。そこで、2024ではカマラ・ハリスがペンスとは全く逆に、選挙人集計に異議を申し立て、その頃には国内では暴力駆使の街頭デモが吹き荒れる。さらに就任式にはバイデンとトランプの二人が現れる、という怖いシナリオ。

 

2001年の9/11世界貿易センター攻撃の前には1993年の同じ世界貿易センターの地下駐車場爆破があった。犯人はやはりアルカイダ。この時は6人死亡、1500人あまりが負傷している。

ビル・マーは今回の1月6日の国会議事堂乱入は4年後のクーデターの予行演習だ、と動画の最後にしめくくっている。

 

まず最初にトランプの"ゆっくりクーデター"を取り上げたのは反トランプとしてトランプに目の敵にされたCNNのアコスタ記者だ。彼はアルカイダの9/11とトランプのクーデターを同一視することに批判的だが、彼も他の著名人達もパロディだが本当になるかも知れない、とほとんどが一致。

 

これこそ背筋がゾクゾクするハロウィーン🎃前のホラー動画そのもの。

当のビル・マーは今週から休暇でメディアから姿を消している。

 

HBOJapan ですでに放送されているのだろうが、CCで英字幕付き、速度を0.75にセットすれば聞き取れ易くなります。

www.youtube.com