今回の起訴状を読むと、反逆者トランプのクーデターから米民主主義を救ったのは、ペンス副大統領だったということがはっきりします。
トランプは、負けた逆転州を取り戻そうと、それらの州での不正選挙のデマを煽り、開票停止及び選挙無効の訴訟を続々と始めたが、根拠に欠ける、と皆突き返された。次に州議会共和党に圧力をかけ州議会で選挙無効を宣言させようとしたが断られた。
最後の手段は米議会での州選挙人投票を乗っ取ってバイデンではなく彼自身が大統領に指名されることになった。トランプは激戦州のフェイク選挙人をでっちあげた。フェイク選挙人は一箇所に呼び集められ、いかにも本当の州選挙人のように扱われ、書類に署名したのだが、当然州政府認可はオミット。当然です。同時刻に州知事は本物の州選挙人を認証していたのですから。
呆れてものがいえない。
トランプはペンスに激戦州の州選挙人投票を不正選挙という理由で拒否するように命じたのだが、ペンスはきっぱり断った。彼には権限がない、という理由から。しかしトランプは毎日ペンスを呼びつけ、1/6の時刻ギリギリまでペンスに返事を迫った。トランプのストーキングぶりは本当に凄まじいの一言につきる。
下は今日のペンスのインタビューです。トランプ側の弁護士は、ペンスには投票を延期して欲しいと要請しただけだったと言い訳をしている。ペンスは、拒否を要求された、ときっぱり否定した。下はペンスの動画です。
>>悲しいことに、トランプ大統領は、基地外(crackpot)弁護士達に取り囲まれ、自分が聴きたいことしか聞かない状態になっていた。大統領は、憲法より彼を選ぶよう私に要求し続けた。だが私は常に憲法を選び市民の忠誠の誓いを守った。
忠誠の誓いとは、副大統領就任式での米憲法への忠誠の誓いです。この誓いは、公務員、軍人、議員等、米で公職に就く人には皆義務付けられている。トランプは大統領としてこの誓いを破った。国家反逆罪に相当です。
https://www.youtube.com/watch?v=KBuvC8BdPJw
明日はいよいよトランプが首都ワシントンの裁判所に出廷します。そこで犯罪容疑者として身柄を一時拘束されるのです。