いやはや投票日まで45日も切ってしまったのに、投票に影響を与える大変な事件が起きてしまった。これはノースカロライナの知事選に関してです。
他州の知事選なので私達には一切関係はないが、何しろノースカロライナ州は激戦州の一つなので、大統領選に大きな影響を及ぼすだろうと見られている。
同州は2016、2020と民主党知事が勝っていたが、大統領選ではトランプ州となっていた。今回はどうやら逆転しそう?ですとは反トランプより。
トランプ側近の間からも、この男はヤバい、と非常に警戒されていたのだそうだが、何しろ親分トランプの大のお気に入りなので。
まさに、類は友を呼ぶ❕
今回のきっかけとなったのは、9月19日の午後に配信されたCNNのKFileというネット記事です。この記事は、つい先ごろ出た、ロビンソン候補は若いころポルノショップに一週間に5日は足を運んでいて、性転換ポルノが大好きだった、という傍流記事をもとにCNNがマジで真相を追跡したものです。
その結果わかったのは、ロビンソン候補は若い頃、ヌードアフリカというポルノ掲示板サイトに頻繁にわいせつ投稿をしていた。彼のハンドル名の一つは、ズバリ『変態くん』でした。
何しろ14歳の時に、スポーツジムの女性シャワーをのぞき見し、その光景にすっかり興奮。これがアタマに焼き付いて離れなくなった、とか、性転換者ポルノは、(体に)入れたら正気の方が出ていくほどたまらない、などのかなり問題表現が含まれていてCNNは内容の公表は避けている。
しかし、ロビンソン知事候補は自らキリスト教福音派信者と称して、性転換者は反キリストとレッテルを貼り性転換者迫害モードに浸っている。女性用トイレを使う性転換者を逮捕しろ、とまで支持者を扇動です。
用を足したくなればトイレに入ってどこが悪い ❕ と私は言いたい。
この男はキリスト教の教えから中絶禁止を主張していると言っているが、結婚前に現夫人を中絶させていた。これも最近ばれたことで本人もこれを認めた。
黒人は招待されないのでKKKには入れないが、奴隷制には賛成。彼も奴隷を所有したい、とも他のサイトに書いていた。
心は完全に白人至上主義者です。
このロビンソン候補は、キング師は共産主義者とレッテル貼り、彼の名は、マーチン・ルーサー・キングではなく、マーチン・ルシファー・クーン、だと恐ろしい事を平気で口に出している。
ルシファーとはクリスチャンによる悪魔の呼び名で、クーンとは動物のラクーンの事ですが黒人に対する蔑称であり言ってはならない言葉です。彼の暴言の大ファンがトランプなのです。
つい先だっての8月に開いた現地のラリーでも、トランプは壇上から、ロビンソン現ノースカロライナ副知事を、政治家としてサイコーにホット、『ステロイド剤を打ったキング師』だ、と奇妙な賞賛を投げかけ、それに応えてロビンソンは壇上に登場して顔出し。
ステロイド剤はホルモン系ですが、筋肉モリモリの身体を造成するのに関係者の間で幅広く使用されている。
実は今日、トランプはノースカロライナ州でラリーをしますが、さすがにロビンソン副知事は呼ばれていないそうだ。が、これもトランプのことですから、全くあてにならない、というのは拙印象です。