chuka's diary

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トランプ速報:ニューハンプシャーで勝利したのにニッキーを目の仇にしてヘイトするという異様行動❓❓

下はニューハンプシャー州の共和党予備選ニュースです。これは共和党内の闘いでトランプとニッキー・ヘイリーの一騎打ち。結果はトランプカルトの動員力の勝利となった。負けたニッキー・ヘイリーは壇上からトランプに祝辞を送った。ここまではほぼ定番。

news.yahoo.co.jp

トランプ氏、共和党候補の指名争いで連勝 ヘイリー氏、撤退は否定(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/369fec56e8f6e2270bac3ab4829d1fe5803296f8

 

元サウスカロライナ州知事、ニッキー・ヘイリーは最初はデサンティスの陰にかくれていたその他の泡沫候補の一人だった。かってトランプに気に入られていても目立たなかったので副大統領にという声も出ていたくらい。

 

だが、インド系という少数派なので白人至上主義のMAGA共和党の副大統領指名は無理。しかもトランプは名うてのミソジニスト(=女性蔑視者)。この先副大統領に女性政治家を指名するのかどうか興味深々。

 

一方の対立有力候補だったデサンティスは最初からもう2016のテッド・クルーズのように怒り狂ったトランプからヘイト攻撃の直撃を受けた。その結果、デサンティスはへこたれ降参。少なくとも外側からはそう見える。 

 

ニッキー・ヘイリーは予想通りアイオワ、ニューハンプシャーと敗北。しかし今回は善戦だった。トランプ53%に対して42%の得票獲得。

ニューハンプシャーの評価ですが、グラス半分の水のようなものです。半分もある、か半分しかない、かの違いです。

次は一か月先のサウスカロライナ州予備選だ。そこはヘイリーの地元だが、先回りしたMAGAにフルボッコされるだろうという不吉な予想がすでに出ているのだ。だがニッキーは、すでに選挙資金も確保している、撤退はしない、と反撥。

 

だがここで予備選には前代未聞の騒動が起こった。

今日、共和党全国委員長ラナ・マクダニエル、この方はトランプに上院議員引退を強いられた元大統領候補ロムニーの姪ですが、ニッキーヘイリーに、どうせ勝ち目はないのだからを理由に予備選から撤退するようメディアで呼びかけた。これは共和党委員長としては全く異例の発言です。つまりこの先はトランプ様の一人舞台にしてほしいというお願いなのです。

 

前日のニューハンプシャーでは共和党内が二分です。アタマの中では現職大統領なので圧倒的に強いと信じていたトランプにとってはかなりまずい結果となった。トランプはこれに激怒し、もうニッキーバッシングが止まらない。勝利のスピーチではニッキーのドレスがダサい、ニッキーは犯罪捜査中❓、と次々と場に不適切な発言が飛び出し、視聴者は唖然。

 

今日トランプは彼所有のSNSで、ニッキーに金を出す支援者はMAGAからは締め出す、と脅かしに出ている。

 

これでもマジの大統領候補❓

優等生のニッキー・ヘイリーさんはまとも過ぎて面白味に欠けるのが難点ですが、このニューハンプシャー予備選直後にしたスピーチでのトランプ批判がグサッと急所をついた。

トランプの混乱したアタマでバイデンの混乱に立ち向かうのは無理です、75歳以上の候補者は誰も現実認識能力の診断を受ける必要がある、とやった。会場はもう爆笑。

 

トランプはこのところ特にアタマの混乱ぶりが目立っている。ニューハンプシャー予備選の直前に同州を訪れ、ニッキーとペロシを取り違え、ニッキーに議事堂警備の責任があった、と堂々非難した。メディアはこれに飛びつき大騒ぎしたが、当のご本人は平気でスルー。

私はつい先週も知能テストに合格しました、と、嘘と空想の入り混じった発言後だっただけに、選挙よりも治療が先決ではないか、というのがメディアのコメンテーター多数からの指摘です。