chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

新コロナウィルスの起源!?

米国では先週5月26日、バイデン大統領が新コロナ感染の始まりに関する情報調査と90日後に公式報告を出せと米情報機関に命じた。この事は米はもとよりオリンピックで揺れる日本でも大変話題となっている。

 

これは先の23日にWJS(=ウォールストリート・ジャーナル)が、米インテリジェンスの報告に、新コロナウィルス発生と認識されているのは2019年の12月だが、その前の11月に武漢疫病研究所勤務の3人は新コロナと全く同じ症状で病院に入院していた、というのがある、と暴露した記事に関連しているようだ。

 

下のは今年3月に放送されたオーストラリアの" 60minutes"の動画だが、WHOの調査結果公表を前にしての新コロナウィルスの起源についての関係者間のディスカッションである。

 

問題のWHOの結果報告では、ウィルス起源に関しては証拠不在で確かな結論に至らなかった。ただ、武漢研究所からのリーク説は可能性が極めて低い、と中国寄りのお墨付きを与えたにとどまった格好である。

 

有力な起源説はそれまで2説。一つはウィルスが蝙蝠から他の動物に移り、それから人間が感染したという自然発生説と、他の一つは武漢の研究所からリークか何かで漏れたという人間による創造説だ。

 

ここでなぜ武漢の疫病研究所が出てきたのかというと、2012年にベトナムに近い地域の銅山の廃鉱内に積もり積もった蝙蝠の糞を肥料にしようと人々が入坑したのが原因だった。

その内6人がインフルエンザのような症状にかかり3人は入院後肺炎で死亡したとなっているそうだ。中国政府は武漢の研究所にこの廃坑の検査を命じ、蝙蝠の糞からコロナウィルスが検出された。それと死者の血液サンプルが武漢の研究所に送られた。もちろんこれらは将来の感染防止が目的であったので犯人のコロナウィルスが培養されていたのは間違いないのだが、その上に実際に動物に感染を繰り返していたことが判明。これはこの研究所の"蝙蝠女"として世界的に著名なシー上級研究員も認めていた、と動画の中で言及されている。

 

しかし米をはじめその他の国では、このような集団殺戮が可能なウィルスを使っての人工的動物感染実験を禁じているのだが、武漢ではそれが行われていた、というので大きな疑惑が最初からうずまいていた。その疑惑解決の為にも中国政府の協力が必要だが、中国政府は今回のバイデンの捜査命令に態度を極度に硬化させている。中国側は武漢研究所の関係者インタビュー及びサンプル記録公開を一切拒否しているとまで言われている。

 

武漢海鮮市場からの動物検査では新コロナウィルスは全く発見されていない、患者0号と見なされる人は全く海鮮市場に関係ないことから、海鮮市場が起源というのは中国政府による真実を隠す陰謀だ、という非難も頻繁に聞かれるようになった。しかしこれらの捜査結果で海鮮市場ではない、と結論を出してしまうのは即急過ぎる。病院関係者や患者のインタビューも中国政府は許可していない。

 

世界が望むのは中国政府の全面的追跡調査協力であり、これは将来の新コロナ対策にとって非常に重要なことだ、と米の疫病専門家達はメディアで訴えている。

 

 

www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=zgTeNFIY-b0