今週は"トランプが再びクーデター"でまた一騒動。これ今も尾を引いている。
まず、トランプはクーデターとは自分では決して言っていないことを断っておきたい。だがこれはあの、失敗に終わった一月6日クーデターと全く同じパターン。しかし米では皆が一月6日は🐯寅さんのクーデターと言っている。
今回も8月中にホワイトハウスに米大統領として戻る、と側近にしきりに言いふらしているそうだ。早くも、事実確認に走ったメディアも現れ、これは本物とNYタイムズ大物記者がツイート。
では一体どうやって大統領に法的に返り咲くつもりなのか?法やぶりのクーデター以外にあり得ない!
トランプに口を合わせて、あのフリン元国家安全保障長官はミャンマーのクーデターが米で起こっても不思議じゃない、と5月31日のメモリアルデーに開催されたQアノン大会で口をすべらした。さすがに翌日ミャンマーのクーデターを支持したというのはメディアの歪曲と言い直した。フリンはトランプから感謝祭の直前に恩赦を受けて偽証罪の刑罰が免除された元陸軍少将だが、今や米軍の恥さらしとまで言われている男だ。
Qアノンはトランプがホワイトハウスに再入居する日まで予言していると報道。日本のQアノンこと及川さんなら知っているはず。
この8月クーデターに関しては、いよいよ追い詰められたトランプの最後の悪あがきと見る人達もいる。NY市のマンハッタン地区検事バンス氏は今年12月31日に引退予定。だからトランプ逮捕はおそらく8月過ぎになるだろうと見ているからだ。
今、アリゾナ州マリコパ郡で大統領選2020の"選挙監査"が行われている。これは米国史上初めてだとメディアは伝えている。
マリコパ郡はアリゾナ州で最大投票数の郡。去年約210万票が投票された。が、わずかの差で民主党が勝利した。その時点でも票の数え直しが実施されたが民主党の勝利は変わらなかった。が、トランプにはそれがどうしても認められない。
トランプの意思は忠臣が代行して何らかの恩賞にありつくのがパターンになっている。トランプを裏切る者はトランプから何も出なくなったからだ。そこらへんが本当にマフィアだ。
トランプの意に沿い、アリゾナ州の共和党州議員団が監査の許可を得た。これを請け負ったのが"サイバー忍者"という組織だが、これまで選挙監査をした経験無し。だがCEOがQアノンのカルトメンバー。選挙監査は4月の末にスタートしたが、今ではいつ終わるのかもわからない。
この監査自体は法的には何の効力もない。費用はどこから出ているのかも不明。間違いなくトランプ系の選挙寄金がら出ているのだが、このまま無期限に続けば膨大なものにのぼると推定されている。ここでの監査というのは票の数え直しなどではなく、会社や公共団体などの会計監査のようなものだという説が出ているが、これまでなかった事であり、非公開なので何も知られていない。
ウルトラ紫外線に票をすかして、目に見えない印のついた票を見分ける、とか、中国から直送されたとQアノンが主張する偽票を見分ける為に竹繊維のはいった票を見分けるとかしているらしい。動画には作業人達が必死に一枚一枚をウルトラ紫外線を使い透かして見ているのがあった。この監査はトランプが票を盗まれたと主張しているジョージアやペンシルバニアの激戦州でも予定されている。これで不正があった、という結果でも出れば、Qアノンが🐯トラさん担いでまたクーデター!
ところが、マリコパ郡の監査中にあのドミニオン集計機をいじくったので、郡は全集計機を再購入するはめに。今では州共和党からも文句が出て、共和党内部でもめている、とも報道されていた。
アメリカ市民の対応は、もう疲れた、いい加減にしてはやく刑務所に入ってくれ、という声が圧倒的。ホワイトハウスではなく精神病棟に行ってくれ、というのもあった。