chuka's diary

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シドニーパウエルがデマを自ら認めた!?

シドニーパウエルと言えば日本でも及川さんなどのトランプカルトから、"クラーケンの女王"としてYouTubeで繰り返し崇拝されていた。この方はトランプに最後まで忠実な側近だが、ホワイトハウス側のトランプ側近からは嫌われていた。

トランプの為にドミニオンの選挙不正謀略をかかげ、ジョージア・ミシガンの激戦両州に訴訟を持ち込み、選挙集計プロセスの即時停止を請求した。"クラーケン"についてはギリシア神話を題材にしたファンタジー映画に出てくる巨大なイカの怪物だそうだが、私はスターズでこの映画を見ようとしたのだが途中で眠くなりやめた。

 

このパウエル弁護士の起訴状によると、ベネズエラの共産党政権独裁者だったユーゴ・チャベスにより開発、実際そこで不正選挙に使われたのがドミニオン社の集計ソフトウェアと定義されている。これによりトランプからバイデンに大量の票が変換!。ジョージア州でドミニオンが採用されたのは、直前にジョージア州知事と州務長官がドミニオン社から賄賂を受け取った、しかもその金は中国共産党から出ている、と主張。だから今まで見たこともない超大型訴訟でジョージアを粉々に粉砕!とぶち上げた。彼女はこれを巨大イカの群が突如海から姿を現す映画のシーンにたとえたのが"クラーケン"といういわれだそうだ。

 

 去年11月25日、言葉通りにパウエル弁護士はジョージアとミシガン2州に投票無効の訴訟を持ち込んだ。 

彼女による起訴状は起訴前にSNSで公開。タイポ(誤字)が多いせいで酷評された。拙者も約100ページのミシガン連邦裁宛の起訴状に一応ざっと目を通したのだが内容は本当にQアノン陰謀論そのもの。

こういうクソ訴状を読まされる判事、関係者及び私のような野次馬の苦痛を考えるべきだ。ミシガンの判事は訴状は憶測のみで証拠なし、いう理由で脚下。ジョージアでは州裁判所に提訴すべきでお門違いだが、この訴訟内容は証拠に欠ける、という理由で却下。しかしそれだけでは事は終わらなかった。

 

パウエル弁護士は選挙後ドミニオン社から名誉棄損で訴えられ、$1.3 billion = 約1千3百億円 の損害賠償を請求されている。

 

これに対して、パウエルの弁護士は先ごろ訴訟却下を裁判所に求めた。理由は、訴訟内容は明らかなデマでこれを信じる方がおかしい、というもの!

下はこの驚きのニュースを報道する動画だ。

 

しかし、パウエル弁護士はオハイオ州デトロイト市から彼女の選挙訴訟はトンデモ訴訟に該当、連邦法違反によりパウエル弁護士の法廷活動禁止を求めて訴訟されている。だから自分からトンデモ訴訟、と今回のように認めてしまえば彼女の弁護士活動は終わったも同然だ。

 

それと、もう一つ、意見の自由は米憲法で認められているが、デマは犯罪であり、自分のデマを認めたパウエル弁護士は一月6日の国会議事堂反乱で扇動罪に連関する可能性も出てきた。

 

ドミニオンは、パウエル弁護士、ジュリアーニ弁護士、トランプ支持者で実業家のマイピローCEOを名誉棄損及び損害賠償で訴えているが、今回、それにフォックス・ニュースを加えている。

 

下の動画の後半では選挙専門の弁護士が、パウエルは正しいと思う、と感想を述べている。大きな問いは、なぜ普通の人がウソと知りながら信じ込んでしまうのか?ということだそうだ。この弁護士は、パウエルについて、裁判所の外のパーキングエリアまでは強気だが中では極めて従順な、外弁慶内すぼりタイプの見本だ、と冗談を飛ばしていた。

 

 

 www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=OjF9-zOT1pY