chuka's diary

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トランプ・クーデター公聴会:目指すは議事堂!?

昨日1/6議事堂襲撃事件の緊急公聴会が開かれた。この予定が発表されたのは一昨日。その時は情報もなく皆真っ暗闇の中。証言者の名が公表されたのは開会直前でした。

この人はキャシディー・ハチンソン。トランプの首席補佐官(=官房長官)だったマイク・メドゥズの補佐官でボスとは非常に近い存在だったと言われている。彼女のオフィスは大統領執務室のドアを出てすぐ左側。注意すれば誰が大統領の執務室に出入りしているのかわかるようになっていた。しかも美人聡明で24歳そこそこ。

 

前回で書いたように、トランプにはプランAとBがあった。つまり表の顔と裏の顔で、マフィアのMO(=modus operandi、犯罪の手口)と全く同じ。

 

1/6クーデターではWH(=ホワイトハウス)の目と鼻の先のウィラード・ホテルで裏チームが指揮を取っていた。彼らはジュリアーニ、ロジャーストーンやイーストマンの違法抜け道弁護士達、策謀家バノン、闇将軍フリンだった。だが、表組の政府側顧問弁護士の職務はトランプの違法行為を阻止する事だったので、皮肉にもクーデター計画を事前に打診された彼らはトランプと空極的に対立することになった。

マイク・メドウズは表と闇の真ん中でトランプに引きずられながらも表向きの顔をし続けたというのが私達の受けた印象です。それが一年半後のトランプとメドウズの今のギクシャクした関係につながっている、と見られている。

 

メドウズの補佐官ハチンソン氏も同じ立場に立たされた。彼女はホワイトハウスのインナーサークルに属していたので、大統領顧問弁護士から、トランプを議事堂に行かせないように内密に厳しく命令された。彼女はボスのメドウズにも報告していた。トランプは1/6の午前中早くに電話でペンスを攻撃した後、ホワイトハウスの南側の大広場に集まったトランプ派の群衆に向かい、自ら一緒に議事堂に行く、と扇動し、フェイクニュースからはこのシーンがクーデターを企てた証拠だと非難を浴びせられた。

 

ハチンソン氏はその時、トランプ一行の一員として傍で待機。証言によると、集会場所に大きな空き地ができ、トランプは集まるべき人数が集まっていない、と側近を責め、非常にご機嫌ななめ。特にメタル探知機で警備側はありとあらゆる武器を押収したので、武装した人はこなくなった。それで怒ったトランプは、メタル探知機を使うのを止めるように命令。武装デモ隊はトランプを狙ったものじゃない、と側近に暴言。しかも集会の後、武装デモ隊を自ら率いて議事堂に向かうつもりだった。

 

それから一行は再び車輛移動してホワイトハウスの大統領職務室のあるウェストウィングに戻ったのだが、その際トランプは彼の専用SUV、通称ビースト(=野獣、大型防弾車)に乗り込んだ。しかし護衛官に公式日程に入っていない議事堂へ行けと命令し、そこで護衛官との格闘が起こったと伝えた。その証言が下の動画です。

 

 

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ハチンソンによれば、その間メドウズ氏は引きこもりがちで成り行き任せといった感じだったと述べている。しかしトランプ側は、ペンスが殺されてもトランプを裏切った自業自得という点で一致していた、と述べた。

 

この1/6公聴会は今週末の連休日をはさんでもう2回ほど7月の中頃に再会される予定です。しかし、司法省が、トランプ代理としてペンスに圧力をかけたイーストマン弁護士がレストランから出てきたところで、持っていたセルフォンを押収。一方トランプの司法省乗っ取り陰謀に踊ったクラーク司法省弁護士の家宅が捜索されるなど、トランプには不利なニュースが続いている。

 

また先週はテキサス共和党が党大会で(トランプが負けたら)ユニオン(連邦政府)から脱退する意図を明らかにしたので、米市民は驚愕した。

 

これには共和党の創設者リンカン大統領も墓の中で目を剥いたに違いない。リンカンは南部州の脱退を国家反逆と決めつけ絶対許さなかった。これが内戦の直接原因で4年間の戦闘で南部は破壊され双方に大量の死者が出た。米憲法には州脱退条項はありません。

 

しかし玉砕モードのテキサス共和党は本気です。

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