米ジョージア州の選挙介入訴訟、判事がトランプ氏元首席補佐官の要求退ける 連邦裁判所への事件の移送認めず(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース
マーク・メドウズはトランプ政権最後の10カ月間の首席補佐官(=官房長官)だった。4人目でした。
トランプのクーデター計画に一役買ったと見られている。しかし彼の名はジャック・スミス特捜検事の起訴状には関係者として出ていない。それで、外部からは捜査に協力し
ているのではないか、と強く疑われている。いわば事件のカギを握るミステリー人物として注目されている。
しかし、今度のジョージア州選挙介入事件では、トランプを親分とする『反社』の共謀人の一人として見事に起訴された。
これでは米司法省はトランプにビビッているように見える。だから一挙に19人も起訴した州検事ファニ・ウィルスの株は急上昇。
このマイク・メドウズは真っ先に1/6議事堂襲撃に関する下院捜査委員会に召喚された。彼はかなりの記録物件を委員会に提供したがトランプから横やりが入ったようで、途中でストップ。彼本人は召喚に全く応じなかったので、委員会は議会屈辱罪に相当と司法省に起訴を要請。しかし、司法省は今だにこの件、無視です。
他の同様な召喚拒否者、バノン、ナバロ両氏は議会屈辱罪ですでに有罪判決を受けた。
メドウズはジョージア州の起訴が発表された日の翌日に、州から連邦裁判所に裁判移転要請手続きをした。その概要は上の記事に。
結果として、連邦判事から拒否されたのだが、その前に公聴会で証言した。これも信じられない話です。メドウズが始めてトランプのクーデターについて口を開いて公衆の面前で説明したのです。
彼自身を救う為にはトランプのことはもうかまってはいられない、ということでしょう。
そこで彼は、あの脅かし電話や他の主要人物への不正選挙関連コンタクトは、すべて親分トランプの要請に従い事務的なものだったと釈明。
それが首席補佐官の仕事です、というわけだが、メディアではクスクス笑いが絶えず、メドウズの主張はおかしい、という反応が圧倒的でした。案の定、判事は却下した。
メドウズ側は上告するそうだ。
このメドウズ元首席補佐官の他に4人が連邦裁移転の要請手続きをした。地元ジョージア州共和党議長、現ジョージア州の州上院議員、地元コーヒー郡共和党代表のキャシー・レイサムさんと他の一人。この4人は全員ジョージア州の偽州選挙人として偽文書に署名し、それを公式州選挙人の手続きにそって国立公文書館に提出してしまった。もうここまで来ると公務偽装としかいいようがない。しかしそれを決定するのが裁判です。
キャシー・レイサムの要請訴状によると、彼女等偽州選挙人は、れっきとした選挙人だと主張。バイデン側の公認州選挙人が拒絶された場合は彼女等が州選挙人だから、という理由を書いていた。だから彼女達は州ではなく連邦で裁判にかけられるべきだ、というわけです。
なお、このキャシー・レイサムさんは、1/6議事堂襲撃の翌日に、シドニー・パウエルと共謀してコーヒー郡の投票所に設置されたドミニオン集計機を勝手にIT会社に調べさせたことで起訴された。コーヒー郡はトランプ支持の牙城です。トランプカルトの連中はこの調査でドミニオンによる票スイッチが可能であることが証明された、と信じている(かふりをしている?)。
トランプも連邦裁に移行するつもり、という憶測が流れている。
Mark Meadows loses bid to move case to federal court | GMA - YouTube