『プラウドボーイズ!スタンドバック、アンド、スタンドバイ』
(=後退して待機せよ)
トランプが2020年第1回大統領公開討論で、白人至上主義者グループの過剰攻撃に対して言うべきことがあるはずだと司会者に問い詰められ、著名な武装民兵グループ、プラウドボーイズに向けてその場で命令を下した。それが上です。その時トランプはBLMと左翼を黙って見過ごすわけにはいかない、と強く断言。それ以来「プラウドボーイズ」はトランプの私兵と見られるようになった。
彼の好戦的発言通り、プラウドボーイズは1/6に議事堂襲撃時に暴徒の先頭を務め堂内に真っ先に突入。それが今回の判決に繋がった。「プラウドボーイズ」のエンリケ・タリオ(39歳)元議長に22年の禁固刑が言い渡された。
罪名は内乱共謀罪です。これでプラウドボーイズの6人の指導者が刑務所送りになった。また、他のミリシア組織も含めても最も長期の禁固となった。
彼ら暴徒の目的は米議会が次期大統領バイデンを指名するという憲法で定められた儀式を中断することだった。会場に直接乱入し大混乱を起こすか、ペンスの待った、かのいずれかまたは同時発生で州選挙人投票は中断せざるを得なくなるはずだった。
トランプ特有の時間稼ぎの延期作戦だ。
ところでそれが実現すればその先何が待っていたのか?
まだ明らかになっていない。今後の捜査及びメディアの探求に期待している。
「プラウドボーイズ」はトランプの私兵として行動。しかし指導者達の逮捕によりタリオ氏が実は過去のある時期にFBIに情報を提供していたことが知られ、内部分裂した。タリオ氏には複数の犯罪歴があり刑務所としゃばを言ったりきたり。
なお、タリオ被告はキューバ系黒人です。だから、白人至上主義者であるはずがない、と主張しているが、あのシャーロットビルのネオナチ行進に参加していた。