上は9月の記事ですが、大統領選はあの時点で予想された通りの方向に向かっている。
昨日の午後8時過ぎに開票が始まった。しかし激戦州の中のフロリダが早くもトランプの勝ちと認められ、続いてラストベルトの中西部、そして南部諸州が続いたのだが、いずれも激戦。小差でトランプが勝っているように見えた。しかし、これらの州ではすべての開票がなされたわけではない。今回はコロナのせいで、多くの人が郵便投票に回ったと見られているからだ。それらは郵便局で置きっぱなしのまま山となっているそうだ。
拙ブログでも書いたのだが、これは激戦州目当てのトランプの企みだった。彼は大口寄付者である実業家デジョイ氏を6カ月前に郵政長官に据えた。ところが突然この長官の命令で野外の郵便箱を大量に運び去ったり、高速仕分け機をこっそり解体し廃棄していた。その他、規則通りの運営と称して残業廃止を実行、一般郵便に支障がでた。この事が告発されデジョイ氏は下院で事情聴収を受けた。その時には、絶対に郵便投票が遅配することはない、と断言したのだが、トランプと同じくとんでもない嘘つき老人。つい数日前、連邦判事から投票日にすべての受け取った封筒を投票所に持ち込むように命令されたのだが、投票日には都合が悪くて出来ない、と判事に返答していた。
開票が始まり深夜2時過ぎに、トランプはホワイトハウスで記者会見。
自分はすべての州で優勢なのでこの選挙は私が勝った、と宣言。だから私の勝利を盗む目的でもう投票紙を持ち込むな、ここで開票作業を止めろ、私はこれから裁判所に言って開票をやめさせる、と発表!
当然州側が州の権限で開票するわけであるから、どの州もトランプの命令を無視、開票を続けた。フェイクニュースはトランプには法的に正当な理由がない、と一斉に反発。共和党もフォックスニュースも加わった。開票は時間がかかってもきちんと終えるべきだ、と共和党上院リーダー、マコネルもTVでコメント。しかし、郵便投票は詐欺だと主張、開票をただちに止めるようトランプは裁判所に起訴した。その間、トランプは自分の勝利をツイートで流している。
しかし実際に勝敗が決まるのは明日の朝になりそうです。しかしトランプが再選されるとこの冬に何人の死者がでるか、想像するだに怖ろしい。トランプは再選後にあの世界的に著名な疫病学者のファウチ博士をクビにする、とトランプ集会で大連呼してました。