chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

日本初の女性総理が誕生か!?  

日本で初めての女性総理が誕生するかも知れない、と言うので今世界の目は日本に注がれている。日本は、75年前の先の戦争で"従軍"慰安婦制度を生み出し、経済先進国でありながら女性の社会進出がダントツに遅れている国と評価認識されている。

しかし、女性総理が出ると国か変わるというのが国際的コンセンサス。それで非常に興味を持って高市早苗さんの会見を聴きました。いやはや驚きました。文句無しのタカ派です。

 

彼女の売り物は何と言っても国防。しかし、日本の軍事力には、兵員数とロジスティックスに大きな限界がある。これも75年前と同じだが人口減少と経済悪化で戦争は無理。だから米国の太平洋の防波堤の参加国となるより方法はない。こういった現実はオミット。

 

この地域集団安保の目的は民主主義と自由経済圏を守るということなのですが、彼女は日本の主権=シンボル天皇制の維持と理解している。

 

この国防政策では当然米国とは友好的外交関係を必要とするが、隣国韓国や中国とも経済優先をかかげてうまくやっていく事が賢いやり方であることはいうまでもない。

 

日本が一度武力衝突に巻き込まれると経済的大打撃はまぬがれない。これは素人でも理解できる。しかし、高市さん、安倍さんのアタマは歴史を歪曲した結果として、大日本帝国の栄光に包まれている。だが中国や北朝鮮が見ているのは、過去の負けぶりから見える弱みなのだがそういう事は認識外のようだ。

 

ところで彼女のタカ派国防の見解は最後頃に出してきているが、冒頭から細か過ぎる超マイクロ指針を数えきれないくらい持ち出している。

それに中には下の奇妙な事項も含まれている。

 

例えば病院内のテレメトリーという心臓のモニターシステムですが、これはもう20年以上も使われ、治療法の各段の進歩と共に近年はさらに拡大される傾向となっている。このシステムに他の病院からデータが混入したという事は初耳で意味不明。

 

幼児のベビーシッター代に対する減税は米国ではすでに実施され家族優先の立場から簡単にできる。高市さんの言うような減税対象のベビーシッターへのライセンス制度は存在しない。

 

実学?で外国の日本企業に学生インターン制度をさせる、とか、インフレ2%規制とか戦中の統制経済を思わせる中央政府介入の発想ぶりが目につく。

 

米での国政の焦点はコロナ対策とポストコロナの経済立て直しですが、この2点に関しては高市さんはモヤモヤ。しかも彼女の超マイクロ指針はほとんど景気回復が条件だから、あてにならない。

 

同様に彼女のかかげるミドルクラスの拡大も、かっての高度経済成長期の国民総中産階級を思い起こさせますが、日本の賃金・生活水準は準経済大国と同等かそれ以下に落ちていると見られているので当面の目標として歓迎すべきでしょうが、これも早苗のミクスで経済回復のあかつきには、と解釈していいでしょう。

 

あのフォークランド戦争で勝ったサッチャー首相が理想だそうですが、この戦争は宗主国イギリスの面子をかけた戦争と皮肉られた。この彼女が首相になれば中国が逆に尖閣いじりに打って出る事も予想され、リスク大です。

 

タカ派国防を理由として憲法改正を図るそうだが、他の2人も同じ改憲派に変わりない。だからこの際、史上初の女性総理の誕生を期待して止まない。

 

下は彼女の総裁出馬全会見の動画です。

 

 

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/watch?v=xCdj61CF40E