chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

お邪魔しますのタリバン虫!? 

下の動画では、逃亡したアフガン軍閥の首領の住居を占拠したタリバン戦闘員のリーダーが、家の中を案内している。まるで売り家を案内する不動産屋のようだ、というのでユーチューブで結構評判になっていた。

 

まず冒頭、このリーダーが常に身に付けている自動小銃を見せびらかしていた。リーダーの名、ファリヤビの名が書かれているのだそうだ。眠る時も決して身から銃を離さない。これは私の友人と全く同じ。

 

それに、AK-47、ロケット弾等の様々な攻撃用武器を過去に使いこなした、と豪語する彼の顔はプライドに満ちている。

この屋敷内には透明なドームで覆われた内庭がある。その中はさまざまな植物が生い茂り、ちょっとしたオアシスだ。いわばアフガンのエデンの園。

 

次は豪華なシャンデリアの応接室。敷き詰められたカーペットとアンティークを模した欧州風ソファが高価そうだ。それから人々が集まる場だったらしく、いくつものソファが並べて置かれている広いスペース。

ここで、案内役のリーダーは、この家の持ち主は"悪魔"だと宣言。

持ち主はアフガニスタンの人々の血でこの屋敷を立てた、その間人々はずっと飢えに苦しんでいたんだ。

 

次は、壁画のある階上のギャラリーだが馬の像や写真がいたるところに飾られているところから、この持ち主はよほど馬が好きだったようだ、と紹介。

その次、ビリヤード室、そしてウェット・バー(=ドリンクバー)で、クリスタル類を見せているが、ワイングラスを出して不思議なものがある、とつぶやいている。イスラム教徒だからワインは飲んだ事もないのだろう。

次はタイル張のプールにサウナ、トルコ式のスチーム室。

 

私は都市に住んだが、こんな場所は生まれて初めて見た、とリーダーは率直に驚いた様子。次はスポーツ器具室。そこにはマッサージ機も。

 

私達が見たいのはアッラーのパラダイスでこういうのには全く関係ない、とリーダーはかなり怒っている。

 

アッラーのパラダイスには彼の為に百人の処女がお待ちかねだが、ここには全くそういう気配なし。替わりに150人のむさい男達が寝泊まりしているのだ。そりゃアッラーの方がいいに決まっている。

 

最後の方で、リーダーが聴診器をおもちゃにして仲間同士とじゃれているが、少年のように無邪気そのもの。

 

この動画のコメントのほとんどが、この持ち主のようなアフガン政府要人の腐敗ぶりに憤慨し、タラバンが正しかった、と書いていた。

 

こーゆー人達は本物のアラブの王族や金持ちの暮らしぶりを知っているのか知らないのか?

例えばUAEのドバイの居住民の10%のみが国民で手厚い社会福祉の恩恵を受けている。しかしあの空中ホテルや近代的都市はパキスタンやインドからのどん底賃金タコ部屋労働で作られ、ドバイ首長のケチぶりは有名になった。今も昔も不公平は世界に満ち溢れているのだ。

 

www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=8dCuSBJtZlk