chuka's diary

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トランプ:不倫に隠し子大騒動!?

4月4日の起訴状公開でトランプの隠し子疑惑が浮上。これには誰も驚いた。

 

ここで断っておきたいのは、不倫も隠し子も今回の罪状とは全く関係なし。これらは犯行の動機の背景です。また、口止め料=ハッシュ・マネーも個人間の契約とされ違法性はない。

違法とされるのは投票前に有権者に事実を知らせないように事前に共謀画策し、それを実行した事です。しかしコーエンはモラー特別検事の言う通りに選挙資金法違反で有罪を認め、服役した。この点はちょっと引っかかります。

確かにトランプの元弁護士コーエンは大統領選挙中には全米共和党内でトランプ側から送り込まれて役員をしていた。法律のプロでありながら違法行為を犯した彼がもっとも重く罰せられたのはいわば法的慣習です。

トランプの隠し子騒動は不倫口止め料が浮上した2018年にやはり大騒動に発展しかけた。が、関係者の口封じに会って消滅です。しかし、もともとこの話は2016年の大統領選挙のかなり前から噂になっていた。皮肉にも、このゴシップを追っていたのは外ならぬ共謀者の一人、ペッカー氏所有のタブロイド週刊誌、National Enquirer だった。

 

この疑惑を持ち掛けてきたのは、第3者の情報提供者。理由はこの週刊誌は情報を買っていたからだった。彼の話について下の動画が出ていました。

まず、アルヴィン・ブラッグ検事提出の事実報告書で、ドアマンと指名されていたのがシガーを口にくわえたこの男性。名前通り、元トランプタワーのドアマンとして働いていた。隠し子の母は同じトランプタワーで働いていたメイドだそうだ。1989年の不倫で隠し子が誕生。この動画の最後に、顔をぼかされた隠し子も登場。このインタビューは数年前のものです。この方は隠し子であることをここで否定していた。ドアマン自身も起訴状公文書の中に自分が登場していることは全く知らされていなかった、と驚いている。

 

2018年には Newyorker というインテリ向けの週刊誌の著名記者に追跡され記事にされた。それによると、当然ペッカーは National Enqirer による特ダネ追跡をボツにした

が、逆にドアマンに$30000(約400万、中央日報)を払って記事の権利を買った。

 

そもそもこの発端はドアマンの職場での対立からだった。喧嘩相手はトランプタワーのホテルのメイド。新米のドアマンはこのベテラン女性職員は👀の上のたん瘤。この女性に対する苦情を複数回上に報告したのだが、彼女はトランプと関係ある女性なので苦情はやめよ、と逆にたしなめられた。最後にはトランプ直属の幹部に呼びつけられ、あのメイドの娘は実はトランプの隠し子だ、口を封じろ、と脅かされたというのだ。このドアマンはその後クビにされた。そこで金に困ってNational Enquirer に情報を売ろうとした。下の 全米をカバーする芸能TVニュース、Inside Edition、では隠し子は根拠がなく真実ではない、とレポーター自身が述べている。なを、隠し子の母親はすでに亡くなった。

 

 

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今回の起訴でトランプはアルヴィン・ブラッグとのマッチで早くも最初のノックアウトを喰らった。傷つき足元がふらつきながら今や懸命に立ち上がり、敗者復活を目指している。日本人の英雄、明日のジョーではないですか。

しかし、ブラッグ検事に、トランプは大都市に巣食う害虫、陰でコソコソ違法行為に励む暴力団のボス、にされるというイメージ攻撃で大打撃を被り、大統領再選の妄想がさらに遠のいたのは確実と見られている。このボクシングマッチ、まだまだ続きます。次回は対ジョージア戦か?

 

憎きブラッグ、呪い殺せ、ピカブーニューヨーク!!!

へたな拙句によるトランプの心境です。レイシズムは入っておりません。悪しからず。