今日8月30日のトランプ・ニュースです。ところでこの8月は本当に暑かった。しかし、ハリケーンがフロリダに上陸したおかげで、今朝ははじめて涼しかった。
束の間のリリーフでした。
ジュリアーニ氏は、あの9.11が起こった時NYの市長をしていた。テキパキした対応ぶりが称賛され、『アメリカの市長』という名誉称号を米市民一同から賜った。市長になったのは、RICO法を駆使してNYのマフィア退治に大成功したからです。もちろん彼はずっと共和党で、その時トランプは民主党の大口寄金者でした。
しかし今、ジュリアーニは1/6クーデターのトランプの覆面共謀者となり、ジョージア州では反社組織陰謀の中心共謀者として犯罪起訴されたばかり。だが、すでに、いくつかの名誉棄損で高額の損害賠償を要求されている。その内の一つがジョージア州で開票集計用員だった黒人母娘2人からで、スーツケースに用意されていたバイデン票をこっそり取り出して本物の投票用紙に混入させたというデマ拡散の責任を問われた。
証拠だとして開票センターのモニター動画を勝手に持ち出して、トランプカルトは大体的に公開。しかも、手作業の合間に母娘がショウガ飴をシェアしたシーンでは、これはコカインかヘロインに間違いない、と州議会やTVでジュリアーニ自らが念を押した。
この動画はトランプも彼のラリーで放映し集会参加者の怒りを煽った。
日本の二股カルトのOや偽カナダ人のYouTube動画でも拡散され、日本のトランプカルトも怒り沸騰!
しかし、この母娘の動画はただの開票作業のシーンで他のなにものでもない。バイデン票のつまったスーツケースだとトランプカルトが勝手に勘違いしたのは、ジョージア州で使用されていた鍵付きロッカーだった。トランプはこのスーツケースのバイデン票を捜し出せ(つまりバイデン勝利をチャラにしろ)と、凄まじい剣幕で州内務長官に脅し電話をかけた。地元のトランプカルトが動画の母娘の家に押し駆け、不正を白状しろ、と詰め寄り、母娘は怖ろしさで警察署に逃げ込んだ。この母娘はトランプカルトから酷い脅迫を受けFBIのアドバイスもありしばらく身を隠さざるを得なかった。母娘を脅迫したトランプカルトはこの度ジョージア州で起訴です。
2021年の12月に、ジュリアーニ氏を名誉棄損で訴えた。ところが今から一か月前、裁判前の証拠物件交換の際に、ジュリアーニ側は突然ギブアップ。デマだったと裁判所に告知したのです。しかし、彼には言論の自由があるので犯罪ではない、という言い訳をつけて。
ジュリアーニ氏は負けるのが見え見えの裁判をこのまま金を出し続けたくないのだとメディアは理解している。彼は破産寸前でトランプ参りをして裁判費用を出してくれるよう要請している。何しろトランプの私的弁護士と公衆では偉そうに言ってはいるが、トランプは一セントもジュリアーニに弁護士料を払っていないと見られている。これがトランプ式です。
今日、判事はデマを認めたジュリアーニ氏に損害賠償と懲罰金を払うことを命じた。額についてはこの先の裁判で決定すると宣言。
マフィアと闘った正義の味方がどうしてここまで狂ってしまったのか?
本当に謎です。