chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

ついに陪審員が、you ! シャットアップ、$83M払え!の判決

1月26日(金)にEジーン・キャロル名誉棄損再訴訟の判決が出た。結審からわずか2時間あまり。

 

トランプはEジーン・キャロルさんへ$83.3M=約123億円の支払いを命じられた。

その内わけは$18.3Mが損害賠償、$65Mが懲罰金です。

 

去年5月の判決では総額$5M=約7.4億ぽっちだった。これはもう大ジャンプです。

この最終日にはトランプは証人台に立ち、キャロルはウソツキ、私は無実、を執拗にリピートしたので、証言はすぐ打ち切られ冒頭の部分以外は判事により消去処分にされた。

この後のEジーン・キャロル側の最終弁論中には、怒ったトランプは法廷から一人飛び出した。これに判事は切れた。

それが下の記事です。トランプには法を守るどころかリスペクトする気持ちがひとかけらもない。この無法老人がどうして大統領に返り咲けるのか?マジで恐ろしい。

 

news.yahoo.co.jp

この名誉棄損訴訟のキッカケは2019年にEジーン・キャロルさん(80歳)がモラハラ・セクハラ男の回想体験談を出版したことです。それらのエピソードの一つがトランプとの高級デパートでの遭遇だった。

この本で暴露された他の有名人男は彼女を無視です。しかし大統領トランプは彼女にウソツキだの婆ぁだのと罵詈雑言を浴びせた。

 

本来なら本のネタにされたトランプの方が名誉棄損でEジーン・キャロルを訴えるのが本筋なのだが、もうここでも話が逆のトランプ式大混乱です。

しかしEジーン・キャロルの最初の訴訟は司法省の介入でデッドエンド。

 

そこでEジーン・キャロルはNY州の性暴力被害者救済法に依拠する新しい訴訟を提訴。20年以上も前のレイプ被害から生じた損害賠償を請求した。これが功を奏して去年5月の$5Mの勝訴。トランプ敗訴の原因はトランプ自身の異様行動。これを見越してトランプ側弁護士はトランプ出廷と証言を止めた。前回担当の著名弁護士はトランプの弁護はできない、と言ってトランプとは縁を切った。

 

去年の判決直後からトランプはTVでディスリを繰り返した。それで再度Eジーン・キャロルから損害賠償を請求された。だから今回の裁判はレイプはあったかどうかの認定ではない。新たな損害の認定と懲罰の度合いです。

 

トランプはこの26日の前夜から早朝にかけてトランプ所有のSNS、Truesocal、で動画も含めたディスリ20数回を発信していた。出廷中もディスリ発信を続行。

今回の$83.3Mはこれだけの金額を払わせないとトランプは黙らない、という市民陪審員達からメッセージとみるべきなのだそうです。

 

トランプは裁判でEジーン・キャロルの弁護士に、$400M=約600億円のキャッシュ、or キャッシュ化可能資産を保有している、と豪語。判決直後に控訴することをトランプは宣言したが$83.3Mの110%を控訴の保証金として積まねばならないので、Eジーン・キャロルさんにはこの金が直接入ってくること請け合いです、というのが弁護側の話です。

 

トランプ速報:You、何しに法廷へ ❓ 自己陶酔反社会老人の止まらない暴走! - chuka's diary