今年の5月9日にたった３時間で判決が下り、E・ジーン・キャロルさんに$500万ドル（約７億円）の損害賠償金を払うよう命じられたトランプ。もっともこの裁判は実際に裁判にこぎつけるまで4年もかかってしまった。トランプの引き延ばし作戦が功を奏した。なにしろ相手は米大統領。司法省がトランプの弁護を買って出た。それでもキャロルさんは負けなかったのだ。
いわずもがな、トランプは出廷しなかった。トランプは最悪の証人だそうで、彼が出ると陪審員の心証を害する、と言われている。しかし、判決後は悔しさでもう黙ってはいられない。口を開けばキャロルさんのディスリ。そこでキャロルさんは、6月にさらに損害を被ったとしてトランプを追加起訴。仕返しにトランプは、判決ではレイプをしていなかったことが明らかになった、あの女がレイプを繰り返すのは私に対する名誉棄損、と同６月にトンデモ逆訴訟に出た。
5月９日の判決では、陪審員はレイプが起こったかどうか判断しがたい、としたが、望まない強制暴力であることを認めトランプに賠償金を払うよう命じた。
トランプはキャロルさんに、名誉棄損による金銭賠償と、レイプは起こらなかった、と公式に言い直しをすることを要求です。しかし今日、連邦判事は、キャロルさんの発言は裁判原告として法的に標準の範囲であることと彼女の意図的悪意をトランプ側は充分証明していない、としてトランプの起訴を却下した。なお、キャロルさんの追加起訴はこれまで通り続きます。
この事件、メラニア夫人はどう思っているのだろうか、とは思いませんか？元側近によると、初期にはメラニア夫人はキャロルさんに対してかなりいらついていたそうです。
