chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

トランプの盟友ロジャーストーン、脱税容疑で起訴!?

ロジャーストーン(68歳)と言えばトランプの盟友として、また"アメリカのスリーズボール"(=sleazeball, 屑人間)として悪名高い人。彼は下の動画に出ているように非常に稀なニクソン賛同者なのだ。

 

両腕を拡げてのピースサインは、ニクソンが首都ワシントンを去る直前での最後の大ポーズの真似。しかし彼は背中のニクソンの顔のタツー(入れ墨)でもっとも有名だ。

 

トランプの盟友として1月6日の議事堂乱入扇動にも加担している。ストーンはこの事件での起訴も予想、裁判支援の寄金集めも現在進行中。

 

しかし今回の起訴では連邦税務局から税金及び罰金約2億円を請求されている。これに負ければストーンの資産は差し押さえの対象となる。

 

ストーンは2007-2011に約1.5億円、税金未支払いと罰金、の負債が税務局に蓄積。その為2017年から月払いで負債処理に当たったのだが、2018年のモラー捜査を機に払いを停止。2018年は税金を払わなかった。2017の税金分と懲罰金も含めて総額約2億円が今回裁判で請求された。2018以後はストーン一家はトラスト(信託基金)を設置し、持ち家をトラストに売り、トラストに買ってもらったマンションに住み固定資産税を回避し、収入も支出もすべてトラストを通し、個人の所得税を払わなかったという悪質な脱税の告発が今回の起訴につながった。ストーンはトラスト設置について、ディープステートに税金は払いたくない、と述べたと報道されている。

 

ニクソン辞任の時ストーンはわずか19歳。その頃にはすでに共和党選挙プロとして頭角を現していた。しかし歴史から消えていったニクソンとは違い、ストーンは弁護士資格も得て大統領選の戦略家として大きく花開く。特にブッシュ(父)の大統領勝利で選対マネージャーであったブラック氏とブラック・マナフォート・ストーンのエリート・ロビースト会社を運営、大儲けをしたと憶測されている。

 

その後も大統領選に必ず顔を出してまぜっかえしを企んだと非難された。有名なのにトランプが吹聴したオバマのケニア出生説がある。大統領は米国内で生まれた者だけが成れるのでオバマには資格がない、と当時第3党から立候補を目指していたトランプが最初から噛みついた。誰もこんなデマは信じなかったが、資格がない、の方を信じる白人が多く出てオバマをターゲットにしたヘイトの種が撒き散らされた。

 

このデマの出所は彼だとネトフリのドキュ映画、"Get me Roger Stone"は暗示している。

 

ロシア疑惑では、ウィキーリークスとトランプとの連絡役を務めたとの疑いで下院、上院の情報委員会に召喚されたのだが、関係者の証言やe-mailを真っ向から否定したので偽証とみなされ、連邦裁で有罪判決を受け、新コロナが蔓延中の去年7月、収監直前にトランプに半ば脅迫めいた電話をし、刑期執行赦免を得た。それに去年12月にはトランプから罪の全面赦免を受けた。

 

脱税容疑で政府に勝つのは難関というのが一般的意見なのでこの調子ではストーンのトラブルはまだ当分終わりそうにない模様。

  

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https://www.youtube.com/watch?v=Q22XL-I1w9U&t=23s

 

 

 

 

度を越えた小室バッシング : 国民に謝れ!?

下は『女性自身』の小室バッシングの記事の一部。

 

ノルウェーのホーコン王太子と結婚したメッテ=マリット王太子妃は、連れ子のいるバツイチで、過去にマリファナパーティにも参加していたことが明るみになり、国民から結婚への猛反発が巻き起こった。しかし彼女は婚約会見で、自らの過去の過ちを認め涙ながらに謝罪。会見を機に、ノルウェー国民の見方も変わっていったのだ。 ――小室さんの文書発表は、メッテ=マリット王太子妃と比較していかがでしょうか。

 

皮肉なのは、メッテ=マリット現王太子妃の婚約会見での謝罪は、メッテ=マリット・バッシング事件としてよく知られているという事だ。原因は彼女が平民出身であること、しかも 英語でいう" low-class" 、米口語でいう"トラッシュ"の部類の属する平民の中でも標準以下の人としてメディアに書き立られたからだった。

 

ノルウェーの人々はルーテル派が国教となっているくらいだから、心情はかなり保守的のようだ。オラフ現国王が王太子だった時も平民女性との結婚を反対され、10年近くも待たなければならなかった、という驚くべき過去がある。しかも現女王は平民でもレッキとした名家の令嬢で王太子の幼友達であったというから恐れ入る。オラフ国王は二人の婚約を支えた数少ない一人でもある。

しかしずっと後になって結婚したチャールズ英王太子でさえ平民との結婚はご法度であった時代だった。ノルウェーのバッシングも、『ハーコンはダイアナよりサラ・ファーガソン(=アンドリュー王子の元妃で平民)を選んだ』、というレッテルが張られたことからもメッテ=マリット・バッシングは差別的ヘイトが底に流れているようだ。

 

しかし、この記者会見で彼女は、ドラッグに影響された過去を若い頃の過ちと認め、涙を流して痛恨の意を表明、ドラッグに絶対反対という決意を述べた。その瞬間、バッシングは消失。この会見直後、王室支持率が58%だったのが90%近くに跳ね上がり、結婚後はヨーロッパ王室で最も評判の高い王室メンバーとして称賛あるのみ。

 

この事件も小室さんのパターンと全く同じ。最初は王太子の婚約というので祝福気分に包まれていた。しかしすぐにメディアはメッテ=マリットの過去を執拗に記事にし、ついには王太子に王室の存続を選ぶか婚約者を選ぶかというところまで追いつめた。

ハーコン王太子は、結婚をあきらめる、という考えは頭の中によぎったが、これを実行しようと思ったことは一度もない、と率直に答えている。

 

では、ノルウェーの『サラ・ファーガソン』とまでレッテルをはられたメッテ=マリットのどこがメディアに叩かれたのか?

 

メッテ=マリットさんは当時28歳で4歳の子持ちのシングルマザーであり、両親は子供の頃に離婚していた。ろくな学歴もなく、十代から二十代前半はドラッグ・パーティーの常連として仲間に知られていた。子供の父はドラッグに関連し刑務所に送られたという前科者。もっとも北欧の刑務所は米にくらべるとリゾートホテルに見えるが。

その後彼女は息子を育てながら一時はウェイトレスをして更生の道を歩みノルウェー大学に入学を許されるのだが、そこで知り合ったのがハーコン王太子となっている。

二人はよほど気があったのか彼女の連れ子ともどもすぐに同棲生活に入り、この会見時は同棲6か月であった。この同棲はルーテル派では道徳的罪にあたる、とメディアは非難。その上、彼女の父は15歳年下の元ストリッパーと再婚、というのでメディアは一家に対してヘイトを煽りたてた。その理由の一つには彼女の連れ子が王室に入ってメンバーずらをするのは不愉快、というのがあった。

 

これまで聞いてきた社会福祉先進国の北欧のイメージからほど遠いのにも驚きだ。

 

またこの会見で、彼女は過去に関する彼女の発言はこれっきりで、これ以上問い詰められる事がないのは嬉しい、とも述べた。この会見は彼女にとっても非常に辛く苦しいトラウマであったに違いない。

結婚式では伝統を破って父親の付き添いなしで歩き、祭壇で牧師に、いろいろ苦しい思いをした、と慰めの言葉をかけられた、という報道もある。

 

彼女のケースは、平民階級へのこだわりと現代的ライフスタイルの受け入れ拒否がメンタルブロックを呼び起こしバッシングの原因となったと解説する記事もいくつか目にした。

 

下は連れ子を中心にしたノルウェー王太子一家の動画であるが、この青年はハーコン王太子の正式の養子となりイケメン王族としてアイドルとなっている。しかし20歳になって公式行事の出席をしない、と発表して王族の地位から縁を切った。しかし彼のガールフレンドのゴシップ記事が執拗なので、メッテ=マリット王太子妃から、プライバシー尊重の要請がメディアに対してなされた。

 

メッテ=マリット妃は不幸にも数年前に pulmonary fibrosis という治療法のない病気にかかっていると診断され、公務を出来る限り続けるが覚悟はできている、と公表、人々の同情をかった。肺組織の病的変化で機能できなくなるが、それを止める治療は今日ない。あと余命5-6年という宣告を受けている。メッテ=マリット王妃が常に勇気ある女性である事がわかるはずだ。ご家族の試練に心を動かされない方はいないでしょう。

 

 

www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=jUnNM3G8aO0

小室母子に現れたシュガーダディ!?

小室圭さんの真相報告を読みました。

借金か贈与か、というケースはこれまで頻繁に起こっているので決して珍しくないけれど、これも法的に興味を惹くケースの一つです。ラムザイヤー教授は契約は書かれていなくても成立する、なんてサラリと書いているが、借金を返せと訴訟を起こした原告側に主張のみで物的証拠がなければ、相手側の反論、贈答、とみなされる、というのがこれまでの例です。これを防ぐ為には、証拠となる"IOU"=I owe you と呼んでいる少なくとも金額と日付け、借主の署名、の紙きれ一片があれば充分です。

しかし、私はIOUを書いた人から返して貰った事がない。催促もしたことない。金欠病の人から金を取ろうというのが無理な話です。

 

小室圭の母の婚約者が借金を返さないとメディアで告発して以来事件は一層深刻化、混乱を増している。なにしろ内親王の結婚に事実上ストップがかかっている。

 

小室さんの説明文で明らかになったことは元婚約者の意図です。借金を返して貰うのが目的でなく、小室さんカップルの婚約を解消させ結婚を阻止する事が目的のようです。小室さんのお母さんは弁護士を代理人として交渉を続けてきたが、元婚約者の代理人は週間現代の記者です。ここでも元婚約者の意図は明らかです。週間現代は交渉中に元婚約者単独スクープをものにしている。

 

ところで婚約中のギフトについては婚約解消後に頻繁に法的対立の原因となっている。

 

まず婚約とは何かという事だが、婚約は結婚を前提とするという事だ。これは日本式の結婚を前提とするお付き合い、とは意味がずれている。後者ではこのまま結婚するのか、そうでないのか未だにわからない、が含まれているが、キリスト教での婚約はそうではない。だから婚約の破棄の仕方はギフトが借金を構成するかどうかにかかってくる。小室さんの説明に依拠すれば元婚約者から一方的に婚約破棄通知を受け、お母さんの心痛の原因となった、となっている。これが事実ならば、元婚約者は結婚を前提とするお付き合い程度と軽くみていたようだ。

 

婚約は結婚に準ずる契約であり、ここでは元婚約者の破棄が直接原因であるので、借金を構成しないという可能性がありうるというのが拙印象。逆に言えば、小室さんのお母さんが一方的に破棄すれば借金となる。

 

婚約解消で一番の争いの種は何といっても男性が女性に贈る婚約指輪だ。これに関しては双方が解消に同意するなら男性に返すという州が多数。それ以外の州はギフトと見なし、返す返さないは本人次第となっている。

 

これは私の印象ですが、この元婚約者はシュガ・ダディ(=sugar daddy)を自ら演じていたようだ。しかしわずか数年のうちに立場が逆転。おそらくお母さんと婚約中に小室さんが真子さんと知り合った事は全く知らされていなかったのだろう。

 

 

 

 

コメント:千田夏光と吉田清治

前回のブログ"慰安所は入場券を使った"で下のようなコメントを受け取りました。ありがとうございます。

 

千田夏光さんの本は吉田清治さんの本同様、捏造された疑いの記述がたくさんあります。史実に基づいたのなら、こんなに問題が長引く筈はありません。

 

上の二人が安倍側近のネトウヨ学者達からウソつきとしてクソみそに避難され続けてきたのは事実です。それだけではなく、朴ユハ教授に対して千田からの引用が多すぎる、という作家千田氏を見下すような発言も出ていました。

 

千田夏光は"従軍慰安婦"1973 で日本国内に慰安婦ブームを巻き起こした作家で、ネトウヨ側にとっては"従軍"が日本軍との繋がりを強く示唆したというので非常に憎まれた。

 

2007年の安倍元首相が協賛者に名を連ねた米WaPostの意見広告では慰安婦は商売女の追っかけ集団で軍は直接関与していない、と主張していた。もちろんこれは史実に反している。慰安所システムは軍が一般兵士の占領地でのレイプ殺人・暴行を恐れ、それを防ぐ目的で考案されたものだった。しかし多くの日本人は広告にあるネトウヨ的言い分をあの時点でも信じていたのではないかと私は思う。

 

特に戦争を知らない世代にとっては軍が動員したという従軍慰安婦、その多くは半島女性、の存在は寝耳に水だったようで、そうでなければあれほどブームにならなかったはずだ。

しかし千田の本には1939年、南京事件の直後に上海で陸軍直営慰安所設置に加わった麻生徹夫軍医から陸軍に提出した慰安所に関する意見書が解説付きでそのまま掲載され、これで慰安所を作ったのは日本軍だったというのがバレてしまった。この本の韓国語訳があるというのをどこかで読んだのだが、確かでない。しかし麻生軍医のこの意見書はご家族の手によって英訳された彼の上海時代の日誌の中で全文が英訳掲載されている。だから英語圏では少なくともこの部分は研究者の必読資料となっている。

 

従軍慰安婦で千田氏は"ルポライター"として一躍名声を得た。しかし彼のノンフィクションは買って読んで貰うのが目的で、決して学術論文ではない。

内容の中には産科医である麻生軍医が南京攻略前後には兵士の足を切断する外科手術をしていたというのがある。これなどは当時の軍部が負傷兵を非常に軽く見ていた証拠だ。だから外科医不足が解消されると彼は兵士の手術後回復管理に回されている、というように貴重な情報がある反面、セックス、特にレイプ・グループセックス等の示唆も頻繁である。二作目の"従軍慰安婦慶子"ではむしろ後者にやや重点が傾いているようにさえ読める。

 

千田論についは下のpdfが参考となると思う。千田の本は国内では大ヒットしたが、政治的影響はほとんど無だったようだ。やがてブームも自然消滅してしまった。

 http://www.research.kobe-u.ac.jp/gsics-publication/jics/25-2/kimura_25-2.pdf

 

戦前一族が華族だった千田とは大違い、全く素性不明なのが吉田清二。はっきりいって戸籍謄本上の証明が確定されなければ彼自身の本当の国籍すらも事実上不明だ。

 

吉田の最初のヒット作は"朝鮮人慰安婦と日本人"1977 でこれは小説である。明らかに慰安婦ブームを念頭に置いて書かれたらしく、慰安婦の名が登場するのは200ページの内最後の50ページのみである。しかも終戦の前年1944で、吉田が当時属していた下関地区の労務報告会で挺身隊員の募集命令30人を受けて地元の憲兵と共に対馬の軍病院の掃除婦と騙してその筋の女や貧困家庭から在日女性を、月給30円一年期限という条件で勧誘し、中国内部に送ったとなっている。

 

しかしこれは現在の韓国テグー市に出張し海軍の命令でブーゲンビル飛行場建設に必要な頑強な徴用工約100人をトラックに放り込むなどの強制連行した後に来た仕事となっている。いわば徴用工狩りだ。だから1983年の"私の戦争犯罪"の内容とは違う。

 

吉田は1982年に樺太残留朝鮮人請求訴訟で、済州島での慰安婦狩りを法廷で証言している。なぜ慰安婦狩りがこの裁判に出てくるのかは疑問だが、原告側の狙いは日本帝国政府がいかに度を越えて残虐であったかを示す為だと思われる。しかし不思議にも彼の法廷証言に対して日本政府側は全く反対尋問をしなかった。

 

その翌年、済州島の慰安婦狩りのルポ本、"私の戦争犯罪"が出版された。その前から彼は土下座で謝罪する韓国ツアーを始めている。土下座謝罪は日韓社会では大きな意味を持っている。日本への断固たる謝罪要求のブループリントは吉田にあるのかも知れない。吉田の本は五年後に韓国語に翻訳されている。その後の慰安婦強制論争の矢面に立たされた吉田のストーリーは有名だ。

 

吉田清二の証言は韓国、英語圏でも注目され、サラソーの"the comfort women" 2008 、Dai Sil Kim -Gibson の " Silence Broken" 1999 で言及されている。しかしこの本の著者達は吉田氏に直接コンタクトを求めたが断られた、と書いている。

 

日本軍の慰安所システムを総合的に点検すると、マレーシア、インドネシア、フィリッピン、中国の占領地で吉田の書いた内容に酷似する慰安婦狩り事件が頻繁に起こっている為どの本も吉田証言を正面からウソと断定するに至っていない。

インドネシアではオランダ軍戦犯裁判により日本軍高官や日本人業者がオランダ婦女の慰安婦狩りの責任を問われて有罪になっている。上記の二冊は英語圏の研究家に頻繁に言及されている。

 

吉田氏を法廷で偽証させた人権派を名乗る弁護士側は前後の事実関係だけでも明らかにするべきだ。それが弁護士資格を与えられている人々の社会的責任と義務だと思う。

 

以上は本とネットを探した結果ですが、お二方の最新情報については抜けているかも知れません。

 

Money 💣Bomb : トランプの政治献金詐欺に被害者続々!?

先週末にNYタイムズがまた大スクープ。今週米のメディアが大きく取り上げているがトランプの政治献金詐欺。

 

❝マネー💣爆弾❞(=money bomb)とは、これを考案した人達が付けた名だ。トランプに寄付のポチをした途端にスクリーンに現れる上乗せ献金のイェローボックスのことで、これにはすでに本人承諾のチェックマークがついている。これをスクリーンに付け加えた途端、トランプ側の献金額は大急増。

 

私のような一般人はさすがトランプは共和党に根強い人気がある、とばかり脳天気に信じ込んでいた。

 

大統領選前のトランプの支持率凋落は政治献金額にも大きく影響。しかもトランプは就任直後に再選を宣言、それ以来巨額の選挙資金を集めていたが2019年の末にはほぼ空っぽ。2020年初頭にトランプキャンペーンのマネージャーだった側近パスケール氏の解任の原因と報道された。

 

"ワシのマネーはどこじゃい!"という怒ったトランプの声が聞こえてきそうです。

それで側近が考案したのがこの新手の献金詐欺!

 

下の動画に出ている人は詐欺に遭遇した被害者の兄弟だ。被害者はすでに癌により今年の2月に故人となってしまった。

 

去年の9月、当時はすでに末期癌によりホスピス患者となっていた被害者は著名なトランプの友人かつ政治コメンテーターであった故ラッシュ・リンボーの話をTVで聞き$500(=約5万円相当)を寄付する気になった。

ホスピス患者は米国では余命6か月以内と医者により認定された人です。

 

この被害者はセルフォンで献金のポチを押したが、その際にスクリーンに出てきた複数の黄色のボックスとチェックマークには全く気が付かなかった。

このボックス内にはトランプの威勢のよいメッセージが太字で書かれ、その下の方に細字で、この献金は毎月とか、$100加える、XX日までに毎週、とかの本人が全く予想もしていなかったオプションが書かれすでに承認されていた。

 

この事前のチェックマークを拒否するにはだらだら続く画面の最後の部分に現れる空白のボックスを本人がポチすることになっていた。

 

普通なら最初のポチが決済だが、間をおいた二回目でポチとは米でも予想外。コメントからは驚くほど多くの人達がこれにひっかかっている事がわかる。その中には、ホワイトカラー、ブルーカラーと様々である。しかし皆が口を揃えて気付かなかった、と書いていた。

 

この動画の被害者は自宅でホスピス治療を受けていたのだが、たちまち電気・水代が払えなくなり、兄弟、つまり動画の人、に助けを求めた。そこで発見されたのは、被害者の銀行預金はあのポチ以来$3000(=約30万円)がトランプキャンペーンにより自動引き落としにあって余金ゼロ。被害者の生活費は月$1000だったそうだから$500はこの被害者にとっても多額だった、とこの方は述べている。

 

NYタイムズの記事に対してトランプは反論を公開。私は選挙に勝った、支持者は喜んで私に寄付してくれた、私は違法な事は何もしていない、と述べている。

 

なおこの詐欺を資金集めに取り入れたのは共和党選対の幹部で、非常に有能という評判があると記事に書かれていた。彼はクシュナーと近い人物だそうだ。下はこの人の言葉。

 “Asking for forgiveness is easier than permission.”

許しを請うことは許可を得ることより容易だ、でなるほどへ理屈にも一理あり。

 

事実NYタイムズの記事はトランプ献金の払い戻しの異常さ、約10%、からヒントを得たものだそうだ。バイデン側は約2%。クレジットカードは2%以下となっている。しかし、騙されて金を返して貰っていない草の根献金者もかなりいると推定される。

 

私もこれまで返金に関していろいろ経験したが、返して貰うのも一苦労。私のケースは売り手の自動引き落としミスや詐欺まがいだが、仲介の銀行やクレジットカードは決して消費者の側には立っていない。この先、トランプ大学詐欺のように集団損害賠償訴訟が起きるか、司法省の犯罪捜査の対象となるのか、非常に注目されている。

 

 

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韓国系下院補欠候補セリーキムの差別発言!?

“Quite frankly, I can say that because I’m Korean.”

率直に言わせて貰えば、私が韓国人だからこれが言えるのよ!

(ダラス・モーニングニュースより)

 

この言葉がアジア系の怒りを買った。 

 

上のコレとは、中国人にはここにいて貰いたくない、中国人は知的財産を盗み、コロナを撒き散らすので、という彼女のとんでも暴言のことだ。これでも彼女自身は韓国移民一世というから呆れた話だ。

 

しかもどうやって外側から韓国人と中国人の見分けができるというのか?私は職場で中国人と思われていた。しかし韓国系スーパーでは韓国語でよく話かけられるので英語しか話せないといつも説明している。

 

この差別発言はテキサス州アーリントン市で開かれた共和党の下院補欠選プライマリー前の会議での質疑応答で飛び出した。出席者は白人のみのようだ。

 

もっともトランピストだからアタマがおかしいのは当然だ。

下の動画はこの時のセリーキム候補の短いプレゼン。冒頭で彼女は私が下院補欠選に出馬するのは以下4つの理由、事実、法、モラル、責任、からだと述べているのだが、その"事実認識"が無茶苦茶だ。

 

"私達はウソをつかれて去年一年二か月の間ステイホームさせられた、理由は中国が武漢の疫病研究所でコロナウィルスを作った為だ。首都ワシントンでの(トランプの)闘いはこのウソとの闘いだった!"という勇ましそうだがわけのわからない事を言っている。

 

ステイホームしなければならなくなったのは、コロナ流行で病院がパンク寸前まで行ったからだ。トランプヨイショのテキサス州知事でさえ、州民の怒りを恐れてステイホームを取り下げる事はできなかった。州知事は3月10日に解放と宣言したのだが、実質は依然として同じ状態が続いている。

 

この人弁護士だそうだが、あのシドニーパウエルのようにトランプに憑かれているとしかいいようがない。このニュースは最初ダラスモーニングニュースという地元新聞で報道され、WaPostでも記事にされた。二人の共和党アジア系議員がこの候補の支援を急遽取りやめている。もっとも他に有力候補がいるので彼女は共和党候補になれない、と予想されている。

 

セリーキムは中国共産党の事を言っているので中国人を指していない、と後で説明しているのだが、WaPostのコメントで、彼女は中国共産党が米に移住するとでも思っているのか、というのがあった。

 

 

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https://www.youtube.com/watch?v=MlBp2TPY7vU&t=11s

日本のトランプカルトの裏のお家事情!?

日本のトランプカルトとしてよく知られた人に及川幸久氏がいる。彼のYouTube動画は米国のトランプヨイショを毎日直送。東京都内でトランプ支持の街頭デモの先頭に立った人でもあります。

 

彼の経歴に米国金融関係勤務でバイリンガル、がある。当時の米金融関連勤務というのは日本からの顧客担当です。その辺の事情は日本ではほとんど理解されていない。20世紀後半は"Japan as #1"の時代でビジネスで日本語が重宝されてい。そういった人を対象にしたリクルーターが跋扈していたのもこの時代。経済大国日本、懐かしいの一言につきます。  

 

及川幸久氏は現在『幸福の科学』という新宗教の幹部メンバーだ。

しかし彼はトランプカルトを一方的に真実と鵜呑み。他の米の主要メディアの記事については様々な屁理屈をこねてウソだと決めつけていた。それでもYouTubeの影響は大きく多くの視聴者が彼によってトランプカルトの信者になった可能性が大きい。

 

トランプが敗北した今も彼は恥ずかしげもなく動画を続けている。しかし中国バッシングに目的変更。

 

日本の宗教リーダーでトランプカルトに加わったのは彼だけではない。キリスト降臨派のリーダー中川牧師がいる。中川牧師は毎年日米から巡礼団を率いて聖地巡礼を行ってきたので米国でも信者が多い。しかし彼もケロリ組。

 

下の動画は偶然目にとまったもの。及川氏の幸福の科学を創設した大川隆法氏の長男の告白インタビューである。彼の事件も大スキャンダルとしてメディアに報道されたのでよくご存じかもと思う。

 

私自身も彼が真実を話しているとは思っていないが、おそらく今時点での真実であろうと思っている。教団後継者として生きてきた彼の経験からはこの教団はカルトで、そこからトランプカルトにジャンプするのは容易だ、ということがわかるはずだ。また、いいねポチがダントツ数であることから、このシリーズ中最大の視聴者数を得ているようだ。話している内容から察すれば、父はトランプのようにトンデモ訴訟を浴びせて長男を経済的にぶっ潰す気のようだ。これが本当の骨肉の争い。むご過ぎる。

 

 

 

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https://www.youtube.com/watch?v=rn_fJt8jFs0