chuka's diary

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トランプのNATO暴言と飛び出した国家反逆罪!?

トランプのNATO暴言は彼の古いネタの一つで珍しくも何ともない。税金泥棒として被害妄想のやり玉に挙げられたのは、お馴染みNATOの同盟諸国、日本、韓国です。特に韓国についてはベストセラーになったトランプ本の冒頭を飾っている。

 

トランプの人気の秘訣は何と言っても日本の漫才並みのネタの数々です。全くマンネリ化してしまっているが、スピーチでリピートされるたびに大喝采をあびるというルーチンになってしまっている。

米国のスタンドアップコミックの人には、とてつもなく性的むき出しの芸人もいて日本のとは比較にならないくらい怖ろしく下卑たのや、人種差別用語を連発したりしているのもあるが、エンターテイメントのフリースピーチなので誰も表立って禁止しろとは言ってない。

トランプのはそこまで落ちてない。が、やはり下品で悪趣味を売り物にした白人庶民層むけ。日本のトランプカルトは英語が通じてない人たちです。偽カナダ人もその一人という印象を受けている。

ラリーでのトランプの演説を最初から最後まで続けてかなりの回を聴いたが、内容は政治家の話というよりマンネリ化した漫才だった。

 

トランプのネタの一つに、ある国や政府の高官や彼の支持者が、"Sir・・・”(=トラとンプ様、お許しを)と目上のトランプに恐縮しながら、トランプへお伺いをたてるというパターンがある。この飛び出したNATO暴言はこの手のもの。まず、EUの大国の首相がトランプ様に、維持費を払わなかったらどうなるのかというバカげたお伺いをたてる、というワンパターン。

しかし、今回のトランプの返答は時が時だけにどぎつ過ぎた。下の記事はトランプのスピーチ動画付きです。借金を払ってないと敵(=ロシア)に攻撃をけしかけさせる、と言っている。これ、マフィアのゴッドファーザー気取りのセリフです。


news.yahoo.co.j

 

NATOの第5条の集団防衛の定義は加盟国一国への攻撃は同盟国全体への攻撃であり、全加盟国が一致して対処する、となっている。明らかにトランプの発言は国際条約の内容無視です。彼のマフィア頭ではとうてい理解できない。NATOは戦後の冷戦の産物だが、ソ連崩壊でも効果がある。NATO加盟国はロシアから攻撃されていない。逆にウクライナなどのNATOに加盟を望む国をプーチンは軍事侵入し力で屈服させている。

それと、米憲法の国家反逆罪とは、敵国を扇動して米国を攻撃することと定義されている。トランプが大統領に返り咲くと米憲法は無視。違憲行為の連発が予測されている。

 

トランプは大統領になってはならない人だ

とっくの昔に刑務所に入っているはずの犯罪者と思っている。